How Can We Help?
溶接機(LCW)で照射した母材(対象物)への影響はどの程度ですか?
(1)母材への影響(熱影響・表面状態)
レーザーはエネルギーを局所に集中させるため、適正条件ではアーク溶接に比べて熱影響部(HAZ)が小さく、歪みを抑えやすい傾向があります。
一方で条件が強すぎる場合、下記が発生する可能性があります。
・表面の焼け/変色、酸化(シールド条件や入熱過多による)
・表面粗化、えぐれ、局所溶融(スイング幅が狭すぎる/滞留させる等)
・材質によっては硬化・脆化、割れリスク(高炭素鋼等は特に条件管理が重要)
そのため、実運用では「出力・速度・スイング幅」の最適化と、必要に応じたテスト照射で条件確定する運用を推奨します。
(2)安全面(作業者への影響)
レーザー光は眼・皮膚に重大な損傷を与える恐れがあります。直視はもちろん、金属面での反射光でもリスクがあります。
・眼:網膜障害(視力低下、失明リスク)
・皮膚:局所的な深達熱傷(重度火傷)
そのため、保護メガネ(適合波長・OD値)を必ず着用し、耐熱手袋・長袖など保護具の着用、反射対策、管理区域の設定等の安全措置を行った上で作業します。